医師の外来診察の結果、入院治療が必要であると診断された場合、入院が決定されます。
診察の際はできるだけご本人の症状に詳しいご家族の方といっしょにお越しください。
当院は医師を中心とした医療スタッフにより
を行っています。
精神療法とは、患者さまと医師が、二人の間に生まれる精神的な交流を通して、病を治すようにつとめる治療法を意味しています。
特に精神科では、病そのものが精神的なものであるために、その治療に当たっては精神療法が重要な役割を果たします。
薬物療法とは、抗精神病薬などの薬を内服や注射などの方法を用いて使用し、その薬の効果で病気の治療を行います。
精神科の治療では、この薬物療法と精神療法が大きな役割を占めています。
精神科作業療法とは、精神疾患により生活に障害を来した方に対し、個別のあるいは他の人たちとの関わり(集団)のなかで、さまざまな作業活動を利用(体験)することで精神機能の向上と対人関係能力や作業能力の改善などをはかり、その人にとってよりよい生活が送れるように作業療法士が中心となり指導・援助を行います。
Social Skills Trainingの略で、生活技能訓練と訳されています。
より良い対人関係を築くために、臨床心理士や看護師が中心となり、グループの中で体験学習を通じ、コミュニケーション能力を高める治療法です。
日常の生活で遭遇する様々なストレスへの対処法を身につけ、精神症状の再発を防止することを目指します。
薬剤師が、主治医から処方された薬の効果・副作用・服用方法などを詳しく説明し、病気とその治療法を理解していただくために行います。
栄養士が、糖尿病や高脂血症などの生活習慣病を抱える患者様に対して、ビデオやパンフレットなどを用いて、食事や間食の栄養管理や適正量の指導を行っています。
「夜眠れない」「気持ちが落ち込んだり何もする気がしない」などの心身の悩み、また対人関係の悩みなどの問題を臨床心理士と共に考えていく、週1回50分を原則とした対話による個人療法を行っています。